2016年11月上旬に行われた米大統領選挙。長らくFXから離れていたのですが、イベントに乗じてお小遣いを稼ごうと復帰しました。

トランプ氏優勢の流れを聞いて飛び乗り、大きな利益をあげたまでは良かったのですが、その後の倍返しに巻き込まれてトータル20万円以上のマイナス。

大きな利益を出しながら、それ以上の大きな損失を出してしまった反省をこめて、大きな流れを掴む方法を探ってみます。


10me001

ショック序盤をショートでエントリーし、大きな利益をあげたまでは良かったんですが、リバウンド後もショートで食い下がり、ストップロスで見る見る資金が減ってしまいました。

「トランプ氏が当選した場合、USD/JPYは90円台もありえる」という報道に釣られ、「いつかどこかで再び下がりはじめる」と思い込んでいたのが敗因です。チャートを冷静に見ていれば、大きなチャンスはいくらでも転がっていました。

図のように一目均衡表の転換線を超えた所で入り、再び超えた所で決済すれば300pipsは勝てたでしょう。 

普段は全く役に立たない1時間足の転換線ですが、このように大きく動き始めた場面ではかなり頼りになります。判断基準は転換線に傾きがあるどうか。図のように大きく傾斜している時は信じていいと思います。



10me002

 
これは今日の5分足。利益確定のタイミングが見つけ辛い、ジワジワと進行する直線的な上げも、このやり方なら綺麗に取る事ができました。

ロング時のエントリーの条件は以下の通り。
・値幅の小さいレンジ相場は避ける。
・5分足が転換線より上にある状態で、1分足が転換線を上に抜けた。もしくは1分足が転換線より上にある状態で、5分足が転換線を上に抜けた。


ロング時の決済のタイミング
・1分足の動きに惑わされず、5分足が転換線を超えたタイミングで決済。
・1時間足や日足の転換線に傾きがあるなら、5分足を無視してそっちを信じても良い。


ショート時は逆になります。要するに、1分、5分が全部転換線より上にあるなら買いって事ですね。4時間足とか日足を使えばデイトレードでも応用できると思います。

欠点は完全に抜けたかどうか判断が難しいこと。超えたと思っても、大きなヒゲを付けて巻き返すことが多いです。これには経験と、抜けきった後の次の足まで待つような余裕、トレールによるロスカット等が必要だと思います。